SNSの活用について色々勝手な意見を書き連ねて来ましたが、今回もその続きです。
前回はInstagramをマーケティング活用する為の基本、特に中小企業が大企業に正面切って対抗できる、いや対抗というより大企業では決して不可能なコンシューマへの接近、コンシューマからの共感を得られる手段を論じてみました。
その手段の中で“今後必ず”最重要になるであろう「Live活用」について書いてみます。
Instagramにはご存知のように色々な機能が追加されて来ました。通常の写真、動画投稿だけではなく、リール(Instagram版TikTok)、ご存知ストーリーズ、ストーリーズハイライト(ストーリーズの保存機能)、ショッピング機能(現在は外部決済機能へのリンク)、メッセージ機能、そして今回のテーマ「ライブ」機能等々・・・
実は、このライブ機能が今後Instagramマーケティング戦略に関してはキモになるいと確信しています。Instagramに関してだけではなく、SNS全体に関してもライブは重要な戦略項目になると思います。今日(2022年3月2日)現在、Instagramだけでなく、YouTube、Twitter、LineなどでもLiveは可能ですが、一番簡単で一番ユーザーからの視聴が得易いと思われるInstagram Liveに関して書いてみます。
Instagram Liveを利用されたことのある方はご存知だとは思いますが、Liveに直接の決済機能はありません。「なーんだ、だったらわざわざWEBで通販やる意味ないじゃないの?」って思われる方も多いと思います。さらに「直接の決済機能を備えたツールも沢山あります。」って聞いたら何でわざわざInstagramで?って思われるかもしれませんが、独自の通販サイトの運用やLiveツールの活用がどれほど大変なことかは、担当されたことがある方なら皆さんご存知だと思います。まず、サイトやサービスを認知してもらうリーチしてもらうためにどれほどの費用(広告費)と時間と人的リソースが必要か、更にそれがクリア出来たとしても、決済を伴うコマースサイトの独自運営やライブ配信に係るリソースとコストとリスクが結果と見合うものになるかどうかを。その点、InstagramLiveは当然ですが基本無料です。必要なのは、アイデアと継続力だけ。比較する以前にその有効性は明らかですね。
では、具体的にどういう仕組みを作り、どう運用すれば良いかを考えてみましょう。勿論、商材や目的によってその進め方は千差万別ですがここでは基本となるであろう部分を考えてみます。
先ほども述べたように今日現在では(明日は違うかもしれませんが)Live内にショッピングカートやショッピングサイトへの直接リンクを掲示することは出来ません。ただ、よく考えてみるとそれはTVショッピングも同じ。ですから如何にショッピング機能への導線を上手く表現するかが課題になってきます。ここで間違ってはいけないのは、インスタライブ(InstagramLive)を見ているのは、そのアカウントのフォロワーだと言うことです。つまり、そのアカウントが提供する商品や、サービスや、企業や、担当者に全く興味のない視聴者はいないと言うことです。
ですからまずやるべきは、
①フォロワーを増やす。(これは基本というか当たり前のことなのでまた別回で詳しくお話しします。)
次に、
②フォロワーにライブの存在、面白さを伝える。
そして、
③一度視聴したフォロワーに、定期的、継続的な視聴を促す。
という、当たり前の事を継続する事です。
失敗例として、一番多いのは当初の視聴者の少なさ(0名〜10名程度)に愕然として継続を諦めてしまうとか、その努力を数字から評価されず継続できなくなってしまう。といった簡単に想像できる事項が原因になることが多いと思います。
そういった、原因を排除するのは簡単で、「Instagram Liveは継続することがまずは第一でその結果を求めるには少なくとも50回以上の継続が必要だ」という事を自身が認知すると同時に企業内においても理解をしてもらってからスタートをするという事です。
また、その内容においても「飽きずに継続」が基本で、毎日もしくは毎週といった単位でスケジュールを組み、時間を決めて、カテゴリーを設定してやり続ける事です。
時間を決めるという事は思った以上に重要で「やる側」も「試聴する側」もこれによって救われることが多いと思います。
カテゴリーを決めるとおいうのは、ライブで試聴出来なかったフォロワーがIGTVで試聴する時のカテゴリー分けとして非常に重要でこの試聴を促すこともインスタライブ成功の重要な要素となってきます。
また、自社だけでなく企画を立てて他社(他者)とのコラボレーションもインスタライブ成功への重要な要素となります。相互に自社アカウント×2のフォロワーが試聴チャンスを与えられる、視聴してもらえる可能性が与えられるわけです。勿論テレビ放送の中継のように他所からのライブも経験上(分割画面の大きさから)最大4箇所からの同時ライブも可能ですからコラボ手法も色々と考えられますね。
本当は、もっともっと書きたいのですがこのBlogがお問合せ促進が目的だ(笑)という性格上、詳細に関しては是非お問合せいただければと思います。
Comentários